編集部のつぶやき

第四回

99年11月21日

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このコーナーは編集部の独断と偏見に満ちた意見考えなどを、
ぼぞぼそと記して行こうと考えています。
時折行き過ぎた意見も出てくるかもしれませんが、単なるつぶやきですので、お許し下さい。
しかしご意見、感想、議論も大歓迎です。
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商売か詐欺か? Part III

バーゲンを拒否する人達の理論
今回の私の意見は一部の旅人への非難も含まれています。 もし該当される方々が気を悪くされましたら、謝ります。

旅をしていて、話がことバーゲンに関する事になると、徹底的に値切る「徹底ケチ」タイプと地元の人達は貧しいからとバーゲンしないで払っていく「奉仕」タイプの人達に会います。 不思議な事に大抵この人達は、共にプライドを持っていらっしゃる。 「今日は○○まで値切った。」と誇らしげに言われる方、それを見ていて、「俺は値切らない。」と胸を張ってケチ組みを見下す奉仕組。 ケチ組はイスラエル人が有名です。かれらはすべてにおいてバーゲンバーゲン。 バーゲンは3度の飯と同じくらい重要な意味を持っているのでしょう。文化的と理解してあげるべきかもしれません。 奉仕組は非常に数は少ないのですが、日本人に多少見られるのではないでしょうか? でもこの人達が本気でそういわれているとは思えません。 おそらくはバーゲンができない方々で、ケチ組へのあてつけでの発言と思います。

バリ島のクタには多くのインドネシア人が観光客から金を巻き上げようとして待ち構えています。 でも友達になり、ビジネスと離れると彼らはいいやつが多い。人を騙す事(高い値段で売りつける事)は彼らの生きる糧であり、技術であり、才能であると言います。 ゆっくりと考えてみると、「なるほど。」と思ってきます。

日本人は定価にあまりにも慣れ過ぎている。 特に関東人は。 今年から関西の京都へ引っ越してきたのですが、 食費をけちるためにスーパーへ閉店間際のセール物を買いに行く事があります。 (まだスポンサーが付いていないので収入がありません。だれかスポンサーになって下さい。) 関西のおばさん方はすごい。 係りの人が半額のステッカーを貼り始めると、自分の好きなものを取って、「にいちゃん、ステッカーはってーな。」3割引のステッカーを貼っていると「にいちゃん、けちやな、半額にしー。」関西にアジア発見という感じです。

私は「奉し組」ではありませんが、ある程度の外国人割り増し料金は仕方が無いとも考えています。 30分粘って10円値切るのはあまり効率がよくないとは思います。(時々やってしまいますが。) 要は相手の態度と額の程度だと思います。 ネパール人の様に感じよく騙してくれるのなら、多少高くてもいいか。という気持ちになります。 問題は「いくらが正当な値段なの?」これは非常に難しい事です。 その国に入ったときまず分からないのがこの「相場」です。 常にアンテナを張って現地の人が支払うのを観察する必要がありますし、料金を聞くとき、まず客に聞く事が大切です。 客が5000ルピーといってしまえば、売り主はぼってこれません。それにぼり方にもある程度の相場があるようです。 バリ島の屋台では倍額、ベモ(公共ミニバス)では200-300ルピーアップなどなど。 しかし本来は「相場」は二の次です。 その物の価値というものを自分の中で常にはっきりとする事が大切です。 ラーメン一杯にいくら値をつけるか? バティックにいくら値段/価値をつけるか。自分にとってはこれらの物はいくらの価値がるのか、、、という事ではないでしょうか。

東南アジアと日本との経済格差を考え、バーゲンを拒否する事は、日本の倫理感ではりっぱに思われます。 しかしそれが東南アジアの倫理に合うかどうかははなはだ疑問です。 適正価格以下で値切ろうとするのは嫌われますが、言い値で払ったり、安く値切ったからといって喜んでいて実際は高い買い物をしている人達は、「いいお客さん」と評価されているのが現実なのです。 すなわち東南アジアでよく聞かれる、イスラエルプライス。 アメリカンプライス、そしてジャパニーズプライスが私達への評価の結果なのです。

又来週