編集部のつぶやき

第二回

99年11月7日


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このコーナーは編集部の独断と偏見に満ちた意見考えなどを、
ぼぞぼそと記して行こうと考えています。
時折行き過ぎた意見も出てくるかもしれませんが、単なるつぶやきですので、お許し下さい。
しかしご意見、感想、議論も大歓迎です。
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商売か詐欺か? Part I

値段について
旅をしていると、いろいろな事に出会います。 いい出会いはいくら有ってもいいですが、気分の悪くなる事も非常に多い。 特にお金にまつわる事は日常茶飯事です。 メニューに書かれている値段と請求書の額が違う。 地元の人の値段より数倍高い値段で外国人に売りつけている、 粗悪品を高級品だと言って売りつける、役人がワイロを要求してくるもの、などなど。
これらは全て状況が違うため、一般論で論じる事はできませんが、私は原則として騙される事はあまり好きではありません。

旅人の間にも様々な意見があります。 特に値段に関しては。 絶対的に最低の値段まで交渉する「徹底ケチ」タイプ。 地元の人達の値段まで交渉する「地元も外国人も皆同じだ!」タイプ。 言い値を安いと考えすぐ払ってしまう「よきに計らえ」お殿様タイプ、地元の人達は貧しいからなんでも払う「奉仕型」タイプ。 これらのタイプの間ではかなりのあつれきがあります。でも人はそれぞれですから、貴方がどのタイプでも他のタイプを非難する事はできないでしょう。 私は第二の「人皆同じ」タイプです。

物の値段に関しては「詐欺ではない、商売だ。」という考えがあります。 日本などでの定価システムが非常識であり、値段というものは、買う側と売る側の合意の額が値段であって10円のものを1万円で売るのが商売の腕であるというものです。 私個人は、この意見は正しいと思います。 よく聞かれる事ですが、半分まで値切った、3分の1まで値切ったという事はあまり意味を持ちません。 市場価格はいくらかも大切ですが、それより大切な事は「貴方はその物にいくらの値段をつけるか、価値をつけるか」が問題なのです。インドネシアできれいな染め物にNo Noを繰り返していると、12分の1まで値段が下がりました。 おそらく10倍以上の値段から交渉が始まるのはよくある事でしょう。それを「詐欺だ。」というのは日本という平和な国に住んで、物の価値を考えずにお金を払ってきた事からくる、日本の常識、世界の非常識の一つと言えると思います。

タイで良く聞くのは宝石詐欺。これは詐欺といえるかは微妙な問題です。 安物の宝石を高いものとして売りつけられた場合、その値段と質を納得してYesと言ってしまえば、取り引きが成立してします。 質の低いものを高いといえば詐欺でしょうが、高いか低いかの基準はわかりにくいため、タイの観光警察では取り締まりができないのです。 「後で郵送する。」という場合も注意が必要でしょう。信頼のある店で行う必要があります。 別の物を送ってくる可能性も十分あります。 タイの宝石とならんで注意が必要なのはトルコの絨毯です。 かれらの話術は芸術的です。 「見ていくのはただ。」という日本語で店に入り、お茶やコーヒーのもてなしを受け数時間後には、ニコニコと笑いながらお金を払った事のある人は多いと思います。 かれらは商売の天才達なのです。

値段はどうして決まるのか? 当然需要と供給のバランスで決まるわけだが、そうではない場合もある。 まとめ買いすると安くなるというのは日本の常識、でもアラブ文化圏ではまとめ買いすると高くなる可能性があるそうである。 理屈は「お金をたくさん持っているという事は金持ちで、金持ちは余分にお金を払うべきである。」そうである。予断ですが、この理屈がインドネシアでは泥棒が多い理由の一つ。これに似た理屈にラオスの南部のムアンコングであいました。 宿の値段を聞いたところ。 ダブルの1部屋は$10だが、全室貸し切りは1部屋は$20になるとの事。 不思議ですね、私達の常識では。

また来週