編集部のつぶやき

第一回

99年10月31日


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このコーナーは編集部の独断と偏見に満ちた意見考えなどを、
ぼぞぼそと記して行こうと考えています。
時折行き過ぎた意見も出てくるかもしれませんが、単なるつぶやきですので、お許し下さい。
しかしご意見、感想、議論も大歓迎です。
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東南アジアのトイレ


東南アジアへ初めての旅での最大のカルチャーショックは何と言ってもトイレであろう。香港、台湾を除いてほとんどの宿のトイレは、バケツ流しの手洗い型である。便器は床に便器を備えた、和式トイレの金隠しのないもので、どちら向いてしゃがんでいいのか、まず迷う。これは今だかって解答を見つけてはいないので聞かないで下さい。 東京の外国人観光客用の無料新聞には、和式のトイレと風呂の使い方が毎週写真付きで載せられている。これは便利である。多くの外国人は金隠しを後ろにしてしゃがむらしい。 同じようなパンフレットをぜひどこかの東南アジア国の観光局に作成してもらいたいものです。

話を東南アジアに戻すと、 トイレの横には水瓶とプラスチックのひしゃくが置いてある。これで汚物を流せという事は分かるが、トイレットペーパーがない。ほとんどの日本人を含む外国人旅行者はトイレットペーパーを自前でもって入り、それで日本的/西洋的に処理する。それは現地の習慣とかなり異なるが、それでも決して悪いとは言えない。旅はその国の文化習慣を絶対に学ばなければならないとう法則はないし、ITIS Travelers でも決して強制するつもりはない。 地元の人達はひしゃくで水を汲み、その水で局部の汚れたところを洗い流す。当然その時左手の指を使い局部を清潔にするわけで、汚物、すなわち「うんこ」が手に一時的ではあるがつくわけである。 これが左手を不浄とするが故です。決して左手で握手をしてはいけませんし、インドでは、「インドんき来たら手で食べなければ。!!」と意気込まれるのはいいですが、かならず右手を使ってください。 インド人の人達が見る気を悪くされますので。 ましてや人や子どもの頭を左手で触るのは御法度だそうです。気をつけて下さい。

この未知との遭遇、サー大変。大抵の日本人にとってはこれが大きな文化の壁を破って、アジア人の仲間入りする瞬間ではないだろうか? と大袈裟に書きましたが、よく考えてみると、さほど大騒ぎするこのでは決してない事なのです。 まず自分の「うんこ」に紙が破れて、触れた事のない人はいないでしょう。それ以前に自分の体の中に少なくとも一日あり、自分のエネルギーの源であったものが体から出た瞬間、「汚い。」という不名誉な扱いを受けるのは不思議な事、不条理な事ではないのだろうか? 有名な作家が「人間は大きな糞袋」と表現していますし、この現実からは決して逃れる事はできません。

異文化トイレとの遭遇にはタイが一番いいのではないでしょうか。 ほとんどのゲストハウスなどには、シャワーの口のようなビデがついていて、それで手を汚さずほとんどの固形物は流され、最後の仕上げだで指を使えますので、気持ちさっぱり、後味すっきりです。 その他の国では多少きつい。通常は床に小さな穴が開いてある物はどこにしゃがんでいいのか? 小さなコップのような物が床から少し離れている高さのところにある蛇口の下に置かれていて、「何じゃこれ?」とまず悩む。中国のトイレはまず汚い。おまけに大用には戸がない。便器と便器の間に低いついたてがあり、隣の方と「今日はよく出ますね。」などどコミュニケーションができる。 インドもすごい。男性用小の公衆便所が町のいたるところにあり、すごい臭気をだしている。 それがない場合はほどんどの壁がその役割をはたしていて、壁の側の歩道はまず歩けない。 用が終わったら、トイレの便器の中の流れている水で手を洗う人もいる。 とにかくこの話題には際限がないようだ。

私個人としては、日本の旅人達にこの小さな考え方の違いの壁をぶち破ってもらいたい。そして世界には違う価値観があるのだという事を知ってもらいたい。その為にはこの東南アジアのトイレはとてもいい教材と言ってもいいのではないでしょうか。

最後に、上記以外の国のドイレ事情をつけ加えます。

香港、台湾、シンガポールにはデパート、カフェ、ファーストフードの店がどこにでもあり、清潔なトイレには全く困らない。

タイ、マレーシアは旅行者が行く街には、安い料理店、カフェが多く、困る事はないと思われる。安宿のトイレは通常清潔だが、レストランなどは汚いところも多い。

インドネシアの大きな町はタイと同じだが、田舎にいくと、安いレストランなどのトイレは、家の奥などにあり、隙間だらけの床を歩き、ぐらぐら動く非常に不安定な床から用をたす事もあった。汚く見えるが、清潔なところが多かった。

ベトナムはトイレが非常に少なく、汚いところが多い。 町中では男性は非常にオープンに用を足している。

ラオスはレストランの数が少なく、トイレを探すのが苦労する町が多い。 一番問題なのは、バスに乗っている時であろう。 がまんができなくなったら、運転手に言って止めてもらうと、車内中の人が、老若男女全て表に出て、用をたす。 女性は少し離れた場所の草むらに出かけていっている。 女性にはかわいそうだが、慣れる以外にはなさそうである。 たいていの安宿のトイレは清潔である。

カンボジアのトイレは意外とどこも清潔であった。 アンコールワットのレストランの近くの小屋のトイレは、作りはローカルなトイレだが、とても清潔にされていた。意識はとても高いと思われる。

ミャンマーもトイレを見つけるには苦労する。宿のトイレは全般的には問題はなかったが、バゴーの涅槃像のブッダの前の公衆トイレは東南アジア中で最悪。有料だったため、「洗ってこい。」と文句を言ったところ、無料になったが、それでもいやである。

インドでは、清潔なトイレは非常に少ない。 上記のとおり。

ヨーロッパ、アメリカでは、全く問題はない。カフェ、ファーストフードがとこにでもある。
その他の国のトイレ状況をご存知の方、教えて下さい。