編集部のつぶやき

第5回 99年12月5日


Network Indexへ戻る

このコーナーは編集部の独断と偏見に満ちた意見考えなどを、
ぼぞぼそと記して行こうと考えています。
時折行き過ぎた意見も出てくるかもしれませんが、
単なるつぶやきですので、お許し下さい。
ご意見、感想、議論も大歓迎です。
Archive | #1 | #2 | #3 | #4 | 最新版 |


商売か詐欺か? Part IV

アジアで最も質の悪のは日本のぼったくり。

航空券の適切な料金とは何だろう。?
たとえば、バンコックへ行くのに今なら往復で約4万円弱です。 それに比べて飛行距離が約3分1の沖縄へ飛ぶのにバンコックの1.5倍の料金がかかります。国内旅行よりもグアムの方が安い・・・なんてケースが本当に存在するのです。これは何故なのか・・・。

格安の航空券にFIX、搭乗日が決まっているのがあります。 このタイプが発売された時(15年以上も前ですが)、日本国内では「絶対帰国日の変更はできません。」といわれていたのですが、実際は現地で簡単に変更できていたのです。「知る人ぞ知る」という当時はかなりのウラワザでした。もともと航空券というのは「A地点からB地点へ移動する権利」であって、ある便にのれなかった場合は他の便への変更は何ら問題がないものなのです。 名前も記載されており、その人が持っている権利の証明の意味合いが強いものだったのです。ですから紛失しても再発行が可能で、株券のように有価証券の意味合いが強かったのです。そこに日本人が発明したのが(これは私が勝手に思っているのですが。)FIXチケットです。現在は日本側の情報が浸透しているからか、このFIXの日付はなかなか変えられません。(でも一応海外で要求してみてください。)このFIXにより航空券が安くなったと思っている方が多いかもしれませんが、実際はFIXという制限をつけて初めて料金が適正化されたとは思いませんか? 海外ではそれと同じ料金か、それより安い料金で一年オープンやXヶ月オープン用チケットが購入できるのです。

航空券の不思議はさらに続きます。 海外発券の航空券が日本で使えないのはご存知かと思います。 以前、日本発日本航空の航空券を海外で購入された方が搭乗を拒否されて話題に上りましたが、私は「えっ、こんな事が可能なのか!」と驚きました。 (海外発券でも、海外から利用始めた場合は正々堂々とその航空券は使えます。) それにしても、よくこんな事を思い付く人がいたと感心します。 問題は「日本発の航空券は日本国内で購入する必要がある。」ということですが、これが一体どういう法的根拠からくるのかは、法律家ではない私には解明できません。その利用者の主張は、海外の日航の営業所が正式に発行したのだから、日航と利用者との間の契約は成立している・・・というものでした。法的決着がどうなったのかは分かりませんが、航空会社の条項は今なお日本の旅行者を縛り付けています。
ところが一方では、今なお、アメリカの日系新聞には「呼び寄せ便航空券発売」とあります。アメリカ在住の日本人がアメリカで日本発の安い航空券を購入し、日本にいる知人に送る物です。これは、日本側の主張と真っ向からぶつかりますが、不思議なことに日本側ではクレームがつきません。おそらくトリックとしては、アメリカの営業所が発行するのではなく、発行は日本側、販売はアメリカ側の航空券と思われますが、いくら理論的にあっていても、これはおかしいのではないでしょうか?

まだまだ航空券の不思議はたくさん有りますが、私のつたない文章にお付き合い下さっている方の為にそろそろ結論を述べ、筆を置くことにします。

国際化が進んでいる現在、まだまだ国内外の価格差が存在しています。日航は決して競争力のない会社ではありません。 ロサンゼルスから南米への便に関しては一番安い料金を提供している会社ですし、日本人の目の届かないところでは激しい競争を行っているのです。 日本の航空会社は長い間、政治家、官僚の保護の中で守られてきました。 競争力がなかった時代に、それは国益にかなう政策であったのです。 しかし世界でも有数の航空会社になった今、その政策を続ける事は逆に日本の国益にはつながらないのは当然です。 多くの日本人利用者だけが利益を得ることができないからです。 それを変えるのは、政治ではく、 一人一人の利用者が声を大にして「高いやないけ−。」「もうちっと安うしおし。」と叫び続けるべきであると私は思います。その一人一人の行為が、今後の日本を変えていくのです。

又 来来週