韓国の記憶 #1
KOUDA YUJI

20001121

1.) ソウルの町 #1

ソウルの中心を東西に流れる漢江。この漢江を境に、ソウルは江北地域、江南地域に大きく分けられる。橋を渡ればすぐ行き来できる江北と江南、しかし若者にとっては、ただ川を隔てただけでも大きな違いが生じるようだ。

最近、インターネット上では、「江南と江北」をテーマにした掲示板やチャットが人気を集めている。江南と江北の若者では、ファッションから髪形、遊び方まで微妙に違うためだ。流行に敏感な若者は、両地域の違いをユーモアとしてとらえ、ネット上で面白おかしく指摘しあっている。

海外の一流ブランド店などが集まることから、なんとなく高級なイメージのある江南。そこに集まる若者が身に付ける物も、値段の高いものが多いようだ。ネットで「江南男女−江北男女」というタイトルのイラストを発表し、注目を集めている成均館大デザイン学部の李テウンさんによると、江南の若者のファッションは一言で言うと「芸能人もどき」洋服からバッグ、時計まで、人気の芸能人が身に付けているブランド物でコーディネートするのがはやっている。また、江南の若者は音楽好き。CDプレーヤーやMDプレーヤーは必需品で、ひどい時はディスコの中でも自分のCDを聞いている人がいるほどだという。

江南が「高級街」なら、対する江北は「庶民派」。特に最近、若者向けの低価格衣類を扱うファッションモールが東大門市場や南大門市場などに相次いで誕生したことも、江北の若者に大きく影響し、ブランドにこだわらず、安くても気に入ったファッションを身に付ける傾向が強まった。もちろん靴も動きやすい運動靴が人気だ。ただ、江北地域の中でも、やや高級イメージのある明洞あたりでは、江南の若者がショッピングをする姿が見られるという。

昔から何かと比較されてきた江北と江南。しかし少なくとも今の若者は、その違いすらも楽しんでいるようだ。

つづく

トップ| 旅情報 | 旅人のネットワーク | HOT INFO | 旅人の記憶 | 旅のギャラリー | リンク

活動の目的 | 使い方 | 規約 | お願い | スポンサーの募集 | スタッフの紹介 | メール