ミンガ・ラーパ!ミャンマー!
〜フレンドリーな国、ミャンマーを訪ねて〜 #14
菊正敏

2000714

14.サヨナラ、マンダレー!

駅付近を散策する。駅の外観は新しく、白色・青色の二色が基調になっており、なかなかの建物。数ブロックだけだがこの辺りは近代的なビルが建ち並び、その裏には団地も見られる。昼食はマンダレー料理にしようと駅前の2軒の店を覗くが、どうも量も多いし油っぽい感じがする。これでまた調子を崩すとまずいので結局やめて、安全策のいつもの野菜焼きそばと焼き飯にした。

マンダレーには金箔工房があるとガイドブックに出ていたので、食事をした店の人にも聞き早速工房探し。ワイフが雑談している78人のグループに本の住所を見せて聞くと、尋ねられた男性が、近くに英語の出来るガイドを知っているから、といい我々を案内してくれた。それがなんと日本の下町風マンダレー旧市街地の中。二階建ての木や竹で造られた古い長屋が続き、犬・猫・鶏がウロウロし、女性達が共同水道で洗濯する中、子供の遊び声や赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。また、何と氷屋さんまで路地におり、それも「氷」という漢字が入った中古の日本製手動氷水機を使っていた。これに紙芝居屋でもいればまさに昭和30年代前半の日本の風景だろう。まるで映画のセットの中にいるようで、一瞬ではあるが我が幼少時代にタイムスリップした感じだ。このままついていって大丈夫かなと一抹の不安がかすめた。

一件の古い2階建ての家の前に着いた。その英語の出来るガイドが我々の話しを聞くと、金箔工房は自分の案内するコースにあるから、息子の荷台に座席のあるミニタクシーで行くようにと薦められた。有料だがここまで来たし、タイムイズマネーだ! 金箔はこの国の人々にとって、お寺参りの必需品だ。その金箔を購入し、仏像に貼り付けて得を積むのだ。工房は小さく、普通の民家のようだ。入ると正面に二人の男性がハンマーでガ〜ンガ〜ンとリズミカルに金箔製造に励む。金箔は、加工した特殊な竹の皮に金箔を包み、大きなハンマーで脇目もふらず(まさにこの言葉がぴったり)ひたすら叩き、又叩き、汗だくになって作るのだ。近くによると耳にハンマーで叩く音がギンギン響く。左にはその金箔を一定の大きさの紙に包む作業場がある。10人ほどの女性が手際よくヒラヒラの金箔を包んでいるが、なかなか根気のいる仕事である。こうして完成した金箔が仏像や仏塔に貼られていたのだ。

同じミニタクシーでホテルまで戻り、預かってもらった荷物を受け取る。少し休憩したあと空港へ向かうことにした。来た時は400k(チャット)だったがホテルからはミニタクシーで500kという。何故かと聞くと、AIR PORT TAX とは違うんだ、とフロントは言っており、「…ン、まぁいいか…」と変に納得した。15分ほどで着いた。時計を見るとまだ1630くらい。出発は1755で、まだたっぷり時間がある。ここでも入り口に軍人さんがいる。軍人さんにチケットを見せ、入場し、今度は空港職員に見せ、やっと開放される。座席はフリーシート(自由席)。マンダレーからバガンを経由してヤンゴンに向かう飛行機はエアーマンダレー。薄暗くなった飛行場を歩いて搭乗した。ものの30分ほどで到着。当初バスも考えたが、78時間程度かかり、日中ではもったいないし、夜行も道路事情や我々の体調を考えれば容易ではない。料金は高いが飛行機にしようということになったのだ。一人30分のフライトで45$は高いか?安いか? とにかくサヨナラ、マンダレー!さぁ、遺跡の町、バガンに到着だ。

つづく

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