ミンガ・ラーパ!ミャンマー!
〜フレンドリーな国、ミャンマーを訪ねて〜 #11
菊正敏

2000714

11.やっぱり市場はおもしろい!

18日。朝食は5階のダイニングルームでとる。ここは風通しのいい部屋で、気持ち良く食事をすることができた。コーヒー、トースト、スクランブルエッグ(またはオムレツ)、ジュースの簡単なものだが、昨夜は租食ということもあり私のほうは食欲旺盛。またワイフのほうも調子が戻ってきたようだ。食事が済むと従業員が今日のスケジュールを聞きにきて、安く車をチャーターするとかガイドするよとか商売が始まる。なかなか商売熱心である。

ビデオの調子が悪く一寸動いてはすぐ止まる。テープが湿気か何かでくっついているかもしれないので、新しいビデオカセットとカメラフィルムも必要になった。また、サンダルや、ミャンマー人のほとんどが身に付けているロンジー(腰巻き)を買うつもりでゼェジョーマーケットに向かう。ベトナムやタイより緯度が高く、冬ではあるが、やはり日中は暑い。しかしムシムシした暑さではなく北海道の夏といった様子だ。

このマーケットはマンダレーでは最大で、大きなビルの中に沢山の商店がひしめきあっている。またこのマーケットの近くに、イギリス植民地時代の名残の時計塔が建っている。この時計塔、イギリス統治時代にビクトリア女王の即位60周年を記念して建てられたものだ。中に入るとロンジーなどの衣料品をはじめ、日用生活雑貨、化粧・薬局、靴、鞄、電気製品等の店が所狭しと商品を積み上げている。ここでもミャンマーの人々の生活の一端が垣間見られる。

まずはフィルム。ガイドブックにはミャンマーで売られているフィルムはあまりよくないと書かれているが、フジにコニカにコダックと日本製やアメリカ製のフィルムがあり、心配はないと思う。ASA10036枚・550k(約190円)はまあまあの価格か? もちろんミャンマー人の感覚では550kは高い買物である。しかし8mmビデオカセットは何処にもないので、この店のおじさんに聞く。すると彼は周りの店の人に私が持ってきたカセットを見せ何処かに売っているかと聞いてくれている。そして我々に着いて来いという仕草。しばらくマーケットの中をこのおじさんについていく。小さな電気製品の店に入る。ナントそこにあるではないか。それもSONYのカセットが。しかし2100k(約735円)の出費は大きい。

買い終わるとこのおじさん、私の知っているおみやげ屋があるから見るだけでもいいから付いてきなと誘う。おっ、商売が始まるか。悪い人でもなさそうなので付いていくことにした。あやつり人形の店についた。あやつり人形はミャンマーの伝統芸能の一つで、初日の舞踏の夕べでも公演していた。この人形はマンダレー周辺の木彫り工房で作られているという。面白そうなので一つ買うことにした。

安いサンダルを購入した後はロンジー。たまたま立ち止まってロンジーを見ていると、この店のご主人が沢山あるからと山積みの中から男性用、女性用をそれぞれ出してきて、身振り手振りでこれがいいとかあれはどうかと精力的に商売を始める。娘さんらしい女性もワイフのロンジーを見定めている。この女性、実は聾唖者なのだったが一生懸命である。その熱意がうれしく1枚ずつ買うことにした。800k245円)+仕立て料100k35円)で30分後に出来上がっているよ、と仕上がりの時間を時計で示してくれた。30分後にさっそくご主人に巻き方を教えてもらうが、なかなか上手く巻けない。私の悪戦苦闘している恰好が面白いのか周りの店の人や買物客も集まり、あーせー、こーせーとあちこちから指導が入る。皆ニヤニヤ見て一時のショータイムを楽しんでいた。

このマーケットの西側に路上マーケット(路上市場)がありそこも覗いてみることにした。日用雑貨の露店も多いが、やはり食の露店がおもしろい。米は種類ごとに大きな竹の入れ物に入っており、もちろん計り売り。バナナは何十本ものバナナがついた房売り、トマトは小さいのが多いが味はいい。生姜・ニンニク・唐辛子をはじめジャガイモ、豆類、肉などミャンマーの食生活が見えてくる。味の素はもちろん主役である。周囲の道路に目をやると、何と西武ライオンズのマークの入った観光バスが活躍しているではないか。アジアの片隅で第2の人生を送っていたのだ。日本の中古バスや車はもちろんのこと、バイク、テレビなどもここでは主役である。

つづく

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