Knulp 2004
ラサへの道 vol. 5

2004

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罰金を払いあきらめる

八宿から波密まで車を貸しきりで。4時間ぐらいの行程だ。運転手はチベット人。なにやら念仏を唱えながら運転している。その姿には心を打たれる。会話をしている中国人も会話をやめてしまった。信仰している姿はなにか美しいものを感じるのだ。ああここはチベットなのだ。地球最後の秘境なのだ。純粋な心が残っている土地なのだ。1時間後、それでもあまりに長いとだんだん雑音に聞こえてくる。あまつさえ彼はあくびをしながら唱えているではないか。もっとまじめにやれ!とこころで叫ぶ。

波蜜に入る手前、公安のチェックを受けた。運転手はいつもどうり免許証をみせた。そして、公安のひとりが僕たちを見回しながら言う。「君たちはどこから来たのかね?」「マン康からだよ!」例の即席の旅仲間が面倒くさそうに答える。

それでも警察をごまかすのはやっぱり無理だったのだ。もうすぐで波蜜なのになんて運がないんだ。荷物を全部おろされ、もうここから先にはいけないよと公安から伝えられた。たよりにしていた中国人たちは「しょうがないよ」とまるっきり頼りにならない。

しょうがないので例の念仏運転手は罰金を払い、波蜜まで車で行くのはあきらめた。彼の運転免許証の期限が切れていたのだ。だから彼はもうこの先車を運転できない!かわいそうに彼には念仏もきかなかったらしい。

不思議なことに僕らに対しての詮索はなかった。こんな冬にまさか日本人が来るわけがないとおもったのか?町を歩くと子供たちがハロー!と声をかけてくる。子供たちには僕たちが外人であることがわかるのに公安の人間にはわからないのだろうか?

2時間後、なんとか他の車を調達し、波蜜まで。そして波蜜から八一までやはり車をチャーターした。八一についたのは夜の2時だった。

チベット地区3日目

八宿 〜 波蜜の手前 100元 3時間半

波蜜の手前 〜 波蜜 6元 30分

波蜜 〜 八一 120元 9時間

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