Knulp 2004
ラサへの道 vol. 3

2004

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僕の前に道はなし、僕の歩いた後に道はある。

チベット地区一日目、徳欽から塩井でバスを乗り換え、マン康で今日の行程は終了。途中、景色はさすがにすばらしかった。チケットを買うときはさすがに緊張したが、あやしまれることはなかった。バスをおりたところには公安がいたが、職務質問等はなし。高山病にもかかっていない。

問題は宿探しだ。宿の人間が公安に通報したら一発で終わり。罰金を払い、通ってきた道を引き返さないといけない。いざとなったら野宿でもしようかと思っていた俺は馬鹿だった。寒い!寒すぎる!氷点下のところ、寝袋もテントもなしじゃとても無理だ。なのでなるべくへんぴな宿を探した。宿登録をしなさそうな所を町外れで見つける。ここなら大丈夫だとおもいきや、宿登録をされた。中国人も宿にとまるときは身分証が必要だし、しょうがない。僕はパスポートを渡した。

パスポートを受け取り、町で食事をする。なるべく時間をかけて宿に戻る時間を遅くした。たとえ通報されたとしても宿に僕たちがいなければ彼らは引き換えるはずだ。中国の公安が夜に仕事はしないだろう。彼らは酒を飲んでるか、麻雀をしてるはずだ。そしておそらくはその両方だ。

と、たかをくくっていたら、夜、部屋に公安がやってきた。見つかった。通報されたのだ。1日目にしてもう見つかった。僕たちはここが非解放地区だとは知らなかったと言い張りなんとか罰金は払わずに済んだが、当然気分はなえる。ここから先は決して行ってはならないと何回も念を押された。「このまま、先に進んだとして、かならず公安に見つかる。その時はかならず罰金を払わなくてはいけない。だからすぐに雲南に引き返しなさい。」口調は優しかったが、有無を言わせぬ言い方だ。

僕の前に道はないのだし、来た道を引き返そう。

チベット地区1日目

徳欽 〜 塩井 4時間半 37元

塩井 〜 マン康 6時間 40元

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