赤津孝博氏の旅
カンボジア編

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2003年1月28日季刊 続旅の足跡 臨時号(トラブル発生編)

トラベルの語源はトラブルらしい。いや逆かトラブルの語源がトラベルか?まあどっちかだ。ちなみにカボチャの語源はカンボジアらしい。これも逆かもしれない、カンボジアの語源がカボチャかも。

私はいまプノンペンにいる。しかも今日でもう10日目位だ。知ってる人は知ってると思うがここはそうそう長居する場所ではない。しかも不健全な場所には行ってないのにこの長さだ。ほんとうは昨日辺りにシアヌークビルに行くはずだった。しかしある突発的事態の発生によりそれがかなわなくなった。しかもあと最低でも1週間はいなくてはならなくなった。その物語をここに記そうと思う。うまく語れるかどうかはよく分からないがとりあえず語り始めたいとおもう。

一昨日の夜8時頃、夕飯を食べに行った。宿から徒歩で10分ほどの場所にあるお粥屋だ。プノンペンに到着して2、3日目にみつけた中華系の店だ。なかなか美味く、また具の種類もいろいろ選べるので2日に1回は通っていた。その日はカエルのお粥を注文した。日本ではなかなかお目にかかれないが東南アジアではポピュラーな食材だ。味はよく言われるが鳥肉に似てなかなかうまい。ただ骨付きなのでちょっと食べにくい。

食事も終わり宿に戻ってメコンウイスキーでも飲もうかと歩きはじめた私の行く手を阻む様に一匹の犬が居た。犬といってもシェパードやドーベルマンではない。ましてやセントバーナードでもない。恐らく雑種と思われる。それも日本でならお座敷犬とでも呼ぶような小型犬だ。恐れることはない。それにしてもこの犬あまり可愛くない。可愛くない犬は好きじゃないので無視して通り過ぎる。2、3歩過ぎ振り返り犬を見る。可愛くない犬と思ったその瞬間いきなり奴が吠え始めた。それもすごい勢いで。なんだなんだと思いつつ足早に去ろうとすると奴も足早に追いかけて来た。さらに足早になると奴もさらに足早になる。もうほとんど全力疾走になる。しかし私はもともと足が速いわけでもない。しかも履いてるのはビーチサンダルだ。奴との差がぐんぐん詰まる。このままじゃやられると思い奴めがけて後ろ蹴りをくりだす。が、奴はそれを難なく避ける。もう一発。それも避けられる。さらにもう一発。今度はそれをかいくぐってジャンプ。そして私の左ふくらはぎに噛み付いた。「ぎゃ」その瞬間私が思った事は「これで旅足のネタが出来た」

というわけで昨日病院に行ってきました。傷はぜんぜんたいしたことなく、「転んでももうちょっと怪我するぞ」というようなものでした。しかし心配なのは狂犬病。万一発病すれば致死律100%。なのでワクチン注射を打ってもらってきました。その瞬間の写真もしっかり撮りました。しかし狂犬病のワクチンは1ヶ月掛けて5回打たなくてはならないのです。2回目の注射は3日後。それ以降は最初の注射した日から数えて1週間後、2週間後、4週間後です。この1週間は動くに動けない状態です。本当だったら今頃シアヌークビルのビーチでヤドカリを捕まえ「ヤド」の巻き貝の代わりにペットボトルのふたをしょわせて遊んでるはずだったのに・・・。


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