98年冬物語 vol.13
BY 菊正敏

旅の終わりは豪華にいこうぜ!
伝統のレツクスホテルに緊張!

98年1月4日〜1月12日

目録

98年冬物語
1. 暑いフエで熱い...
2. 子供の家
3. 元気で優しい子...
4. 修復工事の進む...
5. フエボートツアー
6. トゥドゥック帝廟
7. カイ・ディン帝廟
8. ベトナムの結婚式
9. 24時間列車の旅
10.ハイ・バン峠
11.列車の旅での発見
12.ホーチミンまで...
13.レックスホテルで
14.チェロン地区
15.終わりに

97年夏物語

初めに

列車のなかで、今夜宿泊するホテルをいろいろ探す。ドルの持ち金も多くはないのでカードでちょっとリッチなホテルに泊まろう、ということで我が大蔵大臣からもOKがでた。Rex Hotel。この伝統あるホテルは夜になるとライトアップされ、我々もいつかは泊まってみたいと思っていたホテルである。サイゴン駅からシクロでホテルに向う。レックスのある周辺は最近シクロの乗り入れは禁止されており、その近くまでしかいかない。駅からホテルのあるグエン・フエ通り近くまでは2km以上あるが、一人1ドルでOKしてもらった。最初は「ツーダラ!」ときたが、あくまで「エクスペンシブ!ワンダラ!]を主張。違うシクロを探そうとすると「ワンダラ、OK!」ときた。ちょっと得した感じ。

私は短パンにTシヤツ、ワイフは長ズボンにTシャツでそんな汚い格好ではないので追い返されることはないはず。まして日本人だし。白いワイシャツに蝶ネクタイ姿のスタッフのいるフロントヘ。やはり緊張はする。ラッキーにも現在一泊でも10%引きで、我々はもともと109ドルの部屋をお願いした。ここはカード払い。日本では100ドルといっても1万2〜3千円でフツーのホテルだが、ベトナムではサラリーマンの2ヶ月分の給料にあたる。フツーの日本人の感覚では一泊40〜50万の超高級スウィートルームに泊まる感覚か。

部屋に通される。「おー、スゲー!」。建物自体は古いが木造部分をたっぷり使った風格のある内部。ドアの木も厚い。高い天井と大きな窓に大きなカーテン。 TV・木のドアがもう一枚ついた冷蔵庫にセイフティーボックス、そして大きな木の机に木の椅子、どっしりとしたベッドにはきらびやかな掛けフトンで覆われいる。トイレやバスルームは広くレックスの名の入った石けん・シャンプー・リンスなどの小物がそろえてある。ワイフ“記念に”それらをしっかりバックに詰め込んだことは言うまでもない。もちろんドライヤーは最初から設置されている。窓の向うには人民委員会庁舎と記念撮影の名所としても知られているホーチミン像のある小さな公園。右手にはいつも賑やかなグエン・フエ通りや道幅の広いレ・ロイ通りが見えている。なかなか眺めのいい部屋だ。奮発しただけのことはある。

早速24時間の列車の旅で疲れた身体をいやすため湯へつかり、気分をリフレッシュさせた。湯の量も十分だ。安ホテルだとバスタブがついていても、途中で湯温が冷たくなるのが普通だ。ここではそんなことも心配せずゆったりと入れる。しかしこのクラスでの旅行に慣れてしまうと、もう10ドル、20ドルのホテルには泊まれない。それが恐い!安ホテルに泊まり歩くからこそ、たまの高級ホテルに感動し、すばらしく思えるのだろう。

夕食後、部屋からベランダに出て街を見下ろす。公園は多くの人で賑わい、小さな夜店やお土産売り、飲み物売りも今がかき入れ時と忙しそうに動き回っている。それにこの夜は土曜日の夜とあってものすごいバイクの量だ。ベランダには「バリバリバリ〜グオ〜ングオ〜ン」というドルビーサウンドが響いてくる。特にホーチミンの夜は暑いので、夕涼みがてらバイクを駆り出し、ファミリーの5人乗りから恋人どうしの2人乗りまで公園や道路をグルグル回っているのだ。日本では完全に暴走族のサウンドとノーヘル3人4人乗で現行犯逮捕だ。夜8時頃から10時頃までがピークで、11時頃にやっと落ち着いた。私はベッドに潜り込む。夢の世界に行くまでにはそう時間はかからなかった。


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