98年冬物語 vol.10
BY 菊正敏

客車の屋根にたくさんの人が!
ハイ・ヴァン峠、究極の峠越え

98年1月4日〜1月12日

目録

98年冬物語
1. 暑いフエで熱い...
2. 子供の家
3. 元気で優しい子...
4. 修復工事の進む...
5. フエボートツアー
6. トゥドゥック帝廟
7. カイ・ディン帝廟
8. ベトナムの結婚式
9. 24時間列車の旅
10.ハイ・バン峠
11.列車の旅での発見
12.ホーチミンまで...
13.レックスホテルで
14.チェロン地区
15.終わりに

97年夏物語

初めに

フエを出た列車はダナンの手前にある標高約500mを越えるのハイ・ヴァン峠にさしかかる。スピードが落ち始め峠越えにはいる。フエにて最後尾にさらにジーゼル機関車を2両連結し、必死に先頭の機間草の後押しをしているが、17〜18両連結した列車のスピードは毎時5〜10km程度。苦しそうに傾斜のある坂を昇り、何度もトンネルをくぐる。平行して走っている国道の車にも抜かれていく。しかし真下には鮮やかなマリンブルーの南シナ海が広がり、陸続きの白砂のきれいなラン・コー島が目に入ってくる。すばらしいパノラマが1時間ほど続いた。

ここで私は信じられない光景を目撃した。必死で坂を昇っていくその列車の屋根の上に約30名前後の人が座っているではないか!オイオイオイ、スチーブン・セガールのアクション映画じやないんだぜ!登りはゆっくりだからいいけれど、トンネルや次の下りはどうするのかね?フエからダナンに向う人々のようだ。通りかかった車掌に知らせると、気に止ることもなく「危ないね」と一言いったきり去っていた。日常茶飯事なのだ。日本でも敗戦後はこのような光景は見られたようだが、まさか今この目で見るとは!いずれにせよアクション映画の一シーンを生の度迫力で見ることができた。


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