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98年冬物語 vol.9 BY 菊正敏 |
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フエ〜ホーチミン1038kmを往行く! さあ、出発! |
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さて、いよいよ帰路につく。2〜3日前から飛行機も含め色々交通機関をあたったが飛行機は満席で途中ニャチャンという・リゾート地によるのも時間的に無理がある。結局列車でホーチミンまで直行することにした。 チケットは小山さんがフエ大学で日本語を教えていた時の優秀な学生で、現在小さな旅行代理店をしているディン・ラム君に頼んだ。ハノイ〜ホーチミン間の長距離列車は1日3〜4本の縦断特急が出発している。料金は航空機料金と同様外国人はベトナム人の2倍となっている。座席は堅いイスのハ一ドシートからはじまり、ソフトシート、6人用コンパートメントのハードベツド、4人用のコンパートメントのソフトベッドそして一部の特急にはスーパーベッド(4人、ベッドの幅がやや広い)や個室(2人)が設置されている。我々はそう若くもないので、ソフトベッドにしてもらった。 1月9目、10時30分頃、我々はモーリンホテルのテー君とフエホテルのスタッフにバイクで駅まで送ってもらった。有り難いことだ。そしてテー君は仕事中にもかかわらず、列草が来るまで駅で待ってくれようとしたのだが、列車の到着が遅れ、午後の大学の授業のこともあったので止むなく帰ってもらった。ハノイからの特急列車はなんと約1時間遅れで午後1時30分過ぎに到着した。 日本のような列車の出入口と同じ高さのホームはなく、ほとんど線路から直接はい上がって車両に入るので年寄は大変だ。列車が到着するやいなや、席が決まっているにもかかわらずベトナム人の乗客たちが乗り込もうとする。フエで降りる外国人旅行者が「ここで降りるのだからちょっと待って!」といっても耳に入らず、とにかく出入口はパニック!やっとの思いで降りてきた外国人旅行者は「なんでこうなるの!?」とあきれ顔だ。 中に入ると女性の車掌がおって、チケットを預かり座席まで案内してくれた。車両はやや古いがしっかり作られている。2段寝台が二つの4人のコンパートメントで、窓には盗難防止用の金綱窓もついている。なんでも夜窓をあけて寝ていると、外から手が伸びてきて物が盗まれるからだという。部屋のドアもロックできる。なるほど。すでに部屋には乗客が入っていた。人のよさそうなベトナム人老夫婦で、英語は話せない。「シンチャオ!」挨拶をする。二人とも笑顔でこたえてくれ、我々は握手をかわした。13時52分、列車は静かにフエ駅を後にした。さてこれから24時間どんな旅になるのか? |
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