98年冬物語 vol.7
BY 菊正敏

食事はボートで!
カイ・ディン帝廟へは
3人乗りバイク初体験!
また別商売が....

98年1月4日〜1月12日

目録

98年冬物語
1. 暑いフエで熱い...
2. 子供の家
3. 元気で優しい子...
4. 修復工事の進む...
5. フエボートツアー
6. トゥドゥック帝廟
7. カイ・ディン帝廟
8. ベトナムの結婚式
9. 24時間列車の旅
10.ハイ・バン峠
11.列車の旅での発見
12.ホーチミンまで...
13.レックスホテルで
14.チェロン地区
15.終わりに

97年夏物語

初めに

昼の食事はボートの上で、3つ目のホン・チェン寺院の見学後、船上には白いテーブルクロスのかかったテーブルが置かれ、波にほどよく揺られ、なかなか優雅に食事が始まる。食事が終わると次はカイ・ディン帝廟。最後の皇帝カイ・ディンが12年かけて造った壮大な廟。ここの廟はワイフも参加。岸から3〜4kmは離れているからバイクタクシーが必要だ。船を降りて道路に出たとたん、バイクタクシーの客争奪合戦が始まる。女性ドライバーが我々に二人で往復6ドルと持ちかけてきた。「二人で6ドルか…」。周りも同じような値段だったので、「まあ、いいか、OK!」。我々二人はホンダスーパーカブの後へ。「オイオイオイ、3人乗りかよ…」。確かにベトナムではバイクの3人乗りは当たり前で、家族4人で乗っているのもめずらしくもない。日本ではノーヘル3人乗りは高額な罰金もの。しかし初体験。3人を乗せて出発したホンダは、山道坂道ガタガタ走り、私の尻は座席からずり落ちそうだ。「大丈夫かな、ここで事故っても現地の保証はないし、後は海外旅行保険だ…」なんて不安を感じているうちに、廟の前に着いた。
しかいドライバーはここで「では待ってます」とはいかない。さすが商売上手なベトナム人。ここでも別商売が始まる。「2人分の入場券を私が買ってくるからここで待っていて。一人5ドルで二人で10ドルくれればいい」。「いいよ、私達自分で買うから」「いや、サービスで二人分買ってきて上げるよ」「ノーサンキュー」。チケット売り場の方に歩き始めても彼女は粘ってくる。「何かあるなあ」と釈然としないので、とにかく自分たちでチケットー人55000ドンを払って入場した。丘の斜面にそびえるヨーロッパ文化の影響の濃いすばらしく壮大な石造りの建物に目を奪われた。しかし、やはり気になる。なぜあんなにしつこく粘ったのだろう。そうか、入場はドルでもドンでもどちらでもいい。彼女が二人分110000ドンを払い、客から10ドルもらう。ドル高ドン安をうまく利用したんだ。なるほど!つまりこのカラクリ、10ドルをドンに換金すると今は約125000ドンくらい。ということはその差額15000ドン。考えたねえ、あんたはエライ!

しかしこの廟も見応えあり。建物は一見バロック調だが、段になっている庭の両端には守り神の象や馬や、家臣が置かれてあり、中国風の伝統も感じる。境内は3つに分けられ、石段は127段あるそうだ。一番上の石堂の中にはカイディン皇帝が金箔の椅子に鎮座していた。

クライマックスはミンマン帝廟。船着場から小道が林の中をずっと続いている。小道の途中、両側に土産物屋が並び、飲み物やお土産を買うように声がかかる。私は「レイター、レイター(後でね)」といいながら廟に向かった。一番奥にある墓所は皇帝自身がデザインしており、皇帝が死んだ後1843年に完成した。縦長の廟は3つの石橋を越え、3つの楼閣が立っており、中国風の木造建築が見られる。ここもなかなか落ち着いた美しい廟だ。これで我々のボートツアーは無事終了。タ方の源しい風を受け、一路わがホテルの船着場へとボートは向かった。


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