町の情報
Rajasthan(ラジャスタン州) インド



西にタール砂漠、東に荒涼たる岩肌の丘陵地帯、乾燥した大地と野生動物の暮らす深い森。ラジャスタンはそんな豊かでもあり、厳しくもある自然の中にあってなお外敵の侵入に果敢に立ち向かい、ラジプートの伝統を守ってきた。それが「王者の大地」と呼ばれるゆえんである。
ジャイプール、ウダイプール、ジョドプールなどインドでも有数の観光都市を抱え、またそれぞれが独自の文化や歴史を持つ為、この地を訪れる人々を決して飽きさせない。ラジャスタンの一つの町を訪れただけではとてもラジャスタンを語ることなど出来ないのである。

たっぷり時間をかけてじっくりと一つ一つの町を訪ね歩くのが理想ではあるが、それほど時間に余裕が無ければ、走る宮殿―パレス・オン・ホイールを利用するのも良いだろう。これは首都デリーから一週間ほどの日程でラジャスタンの主な町を要領よくまわる特別列車のツアーで、週一回定期的に出ている。全日程でなく、1日だけの参加も可能。車両は元マハラジャのサロンカーを集めて編成したもので、夜は列車がホテル代わりとなり移動時間のロスも少なくてすむ。


日本国内での問い合わせ
インド政府観光局
:東京都中央区銀座7-9-18 パールビル
T03-3571-5062〜3/F03-3571-5235
現地での問い合わせ
インド政府観光局
:ジャイプール、ステートホテル内
T72200

ベストシーズン

10-3月、7-9月

服装
夏期:木綿の服、冬期:薄手のウールが必要

祭り
3月:ホーリー、10月:ダシェラ、11月:ディワリ
モンスーン期:ティージ、春:ガングール
10-11月:プシュカールのラクダ市

見所

ジャイプール(Jaipur)
デリーの南西約300km(空路約1時間)に位置し、町のほとんどの建物が赤砂岩でできているため町全体がバラ色になることから「ピンク・シティー」の異名を持つ。
ジャイプールは1728年、当時のマハラジャ、ジャイ・シン2世によって城壁内に築かれた計画都市である。町をぐるりと囲む城壁には7つの門が有り、また町は碁盤の目のように整然と区画が成されている。
シティーパレス(City Palace)
現在もマハラジャー一族の居住する建物で、町の面積の約1/4を占める大きな城。ムガール様式とラジャスタン風建築の融合した建物で、その一部は博物館として公開されており、一族の栄華を今に伝えている。大謁見の間に彩りを添える細密画は黄金をすりつぶした顔料で描かれ、武器コレクションには水晶の柄の黄金の剣や宝石が散りばめられた剣が並ぶ。また、世界最大級の銀製の瓶は、王子の英国旅行の際にガンジス河の聖水を運ぶために使われたものである。
風の宮殿/ハワ・マハール(Hawa Mahal)
宮殿の東側、バザールの大通りに面して建つ宮殿風の建物。かつて女性は夫以外の男性に顔を見られてはいけないとされていた。このため女官たちが人に顔を見られることなく通りやパレードを見られるようにと建てられたものである。
ジャンタル・マンタル/天文台(Jantal Mantal /Observatory)
天文学者としても有名なマハラジャ、ジャイ・シン2世によって建てられた天文台。天文台と言ってもここは星の動きを観察するのではなく、太陽の動きによって運勢を見るのである。
アンベール城(Amber Palace)
町の中心から10kmほどの山腹に建つ城。元はシーナ族の建てた小さな山城だったが、11世紀に実権を奪ったラジプート族によって城砦として強化され、18世紀にジャイプール市へ遷都するまでこの地方の中心として栄えた。
城内には公式謁見の宮殿や、カーリー女神を祭った寺院などが建つが、中でも世界的に有名な「鏡の間(シェーシュ・マハル)」は必見。天井や壁一面にはめ込まれた鏡が幻想的な世界を作り出す。
また、この城へは「象のタクシー」を利用して訪れるのも面白い。
宝石
ジャイプールはインドでも有数の宝石の集散地である。美しい金銀細工や高度な研磨技術によって生み出される宝飾品は、質の割に安価。但し、素人は適正価格に疎いので目の保養程度が無難かも。


ウダイプール(Udaipur)
デリーとボンベイのちょうど中間(デリーから空路2時間、ジャイプールから汽車で一晩)に位置し、一年を通して過ごしやすい気候に恵まれた静かな古都。
ムガール帝国の攻撃にあいチットガールを追われたウダイ・シンが1568年メーワール王国の都としてこの地に町を築いた。この時、川を堰きとめて幾つかの湖を造ったことから湖の町としても知られている。
レイク・パレス(Lake Palace)
シティ・パレスの西にあるピチョラ湖の2つの島のうち、北側のジャグ・ニワスに建つ白亜の城。17世紀にマハラジャが離宮として建てたものだが、現在はホテルとして利用されている。
シティ・パレス/マハラナ宮殿(City Palace)
ラジャスタン州で現存する宮殿の中でも最大規模を誇るもので、ピチョラ湖を臨む丘の上に建つ。


ジョドプール(Jodhpur)
ラジャスタン州西部に広がるタール砂漠の出入り口にあり、1459年にマール・ワール王国の首都として築かれた町。
メヘランガール砦(Meherangarh Fort)
高さ60m、長さ10kmにも及ぶ長い砦には窓一つない。
1475年に完成したこの城壁は町を見下ろす岩山の上に建ち、今でも30数門の大砲が町を圧するように並んでいる。しかしここからの町の眺めは最高で、夜ともなると夜間照明が城壁を照らし出し、アラビアンナイトさながらの幻想的な世界を作り出している。また、城壁内には多くの宮殿が建ち並び、その幾つかはメヘランガール博物館として一般に公開されている。
ウメイド・ヴァーワン・パレス(Umaid Bhawan Palace)
メヘランガール砦の向かいの丘に建つ城で、一部がホテルとして利用されている。砂岩作りの建物は歴史を感じさせ、宮殿の優雅さにじかに触れることが出来る。また、テラスからのメヘランガール砦の眺望が見事。
マンドール(Mandore Garden)
町の北約8kmに位置する、マール・ワール王国のかつての都。現在は遺跡公園となっており、細密画のコレクションなどを展示する博物館や砂岩の塔などがある。


ジャイサルメール(Jaisal Mar)
ジョドプールから車で5時間、タール砂漠の真ん中にある町。 12世紀にバティ族の王子、ジャイサル王が築いたジャイサルメール城砦は、その昔シルクロードを行き交う交易商たちには「ジャイサルのオアシス」と呼ばれ、旅の中継点として栄えた。
ハーヴェリー(Haveli)
ラジプート貴族たちの私邸だったハーヴェリーが数多く残っている。石造りのそれらに施された透かし彫りは実に見事で、その繊細な彫刻の技術には驚かされる。
サンド・デューン(Sand Dunes)
郊外にある砂丘で、砂漠を渡る風が造り出す美しい風紋をラクダの背に揺られながら見ることが出来る。また、町の西の郊外には城がよく見えるサンセットポイントがあり、夕陽の中で黄金色に輝く城の遠景は絶景。


ビカネール(Bikaner)
ラジャスタン州最北の町で、かつてはシルクロードの隊商の宿泊地でもあった。砂漠の中の町だけあって、ラクダが今でも多く使われている。
ラジ・ライ・シンが建てたといわれている砦の中には19世紀に建立された宮殿があり、現在は齦狽ェホテルとして利用されている。
ラクダ飼育場
町の郊外約10kmにラクダの飼育場がある。ラクダに乗ったりらくだのミルクを味わうことが出来る。


バラットプール(Bharatpur)
元はマハラジャの狩猟場であったガーナ鳥類保護区には、遠くシベリアや中央アジアから飛来する渡り鳥を始め、何百種類もの鳥類が自然のままに住みついている。また、深い森には鹿などの動物達も生息していて、小船で園内を見てまわることが出来る。
バラットプール城(Bharatpur Palace)
ムガール帝国に反抗したスラジ・マルの居城だった城内には、ムガール帝国に勝利した記念の塔、ジャワハム・ブルジ、1803年に英国軍を打ち破った記念の塔、ファテ・ブルジの2つの塔が建つ。

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